DIYを始めようとツールを始めたとき、最初にぶつかる壁が「インパクトドライバーとドリルドライバーってのが違う?」問題。 この記事では、初心者目線でそれぞれの特徴や使い方を分かりやすく解説。 最初の1台選びで失敗したくない方、必見です!
1. インパクトドライバーとドリルドライバーの違い【図解】
▼一目でわかる!インパクト vs ドリルドライバー比較表
特徴 / 機能 | ドリルドライバー | インパクトドライバー |
---|---|---|
主な用途 | ネジ締め、穴あけ | 締めネジ特化(特に長いビスや臨時ビス) |
回転 | 回転のみ(クラッチでトルク調整可能) | 回転+(インパクト) |
パワー | 中程度(扱いやすい) | 強力(プロ現場でも使える) |
精密さ | 高い(細かい作業視点) | やや荒い(スピード重視) |
音・振動 | 比較的静か | 大きな音・強めの振動 |
初心者向け度 | ◎ | △ |
穴あけ機能 | ○(標準搭載) | △(ほぼ不可) |
おすすめ用途 | 家具組み立て、小物DIY、下穴あけ | ウッドデッキ、木工大型DIY、重作業 |
▼ イメージ図(※テキスト版)
【ドリルドライバー】 【インパクトドライバー】
[●回転のみ] ──▶ ネジを優しく締める [●回転+打撃] ──▶ ネジを強力に打ち込む
- クラッチ:あり - クラッチ:なし(打撃制御)
- 静か&安定 - 音&振動大きめ
- 初心者に安心 - プロ現場仕様

インパクトドライバーとドリルドライバーは、どちらもネジを締めるための工具ですが、その機能や用途が異なります。
インパクトドライバーは、回転に加えて打撃力を持つ工具です。そのため、硬い木材や金属にネジを打ち込む際に威力を発揮します。また、クラッチを持たないため、高速でネジを締め付けることができます。
ドリルドライバーは、回転のみの工具です。そのため、比較的柔らかい木材やプラスチックにネジを締める際に使用されます。また、クラッチを持つため、ネジの締め付けトルクを調整することができます。
⚙ ドリルドライバーに付いている「クラッチ」って何?
DIY初心者の方にとって、「クラッチ」という言葉はちょっと聞き慣れないかもしれません。でも、これがあるおかげで、ネジ締めの失敗をグッと減らすことができるんです。
クラッチとは、ネジを締めるときの“力加減”を調整できる機能のこと。たとえば、木材にネジを打ち込むとき、力をかけすぎるとネジが木にめり込みすぎたり、逆に木材を割ってしまったりすることがありますよね。そんなとき、クラッチが適切に働くと、「これ以上は締めすぎですよ」と自動的にモーターの力を止めてくれるんです。
クラッチの見た目と仕組み
ドリルドライバーの先端近くをよく見ると、「1〜20」や「1〜16」などの数字が書かれたリング状のダイヤルがあります。これがクラッチです。
使い方は簡単。このダイヤルを回して数字を選ぶだけ。数字が小さいほど弱い力で止まり、数字が大きいほど強い力までネジを締められる設定になります。つまり、柔らかい素材には小さい数字、硬い素材には大きい数字を選ぶことで、ちょうどよい加減でネジを締めることができるというわけです。
🔧 どんなときに使うの?
シーン | クラッチ設定の目安 |
---|---|
小さなネジ・柔らかい木材 | 「1〜5」 |
家具の組み立て | 「6〜12」 |
厚めの木材や長ネジ | 「13〜20」 |
穴あけモード | 「ドリルマーク」または最終段階(※クラッチOFF) |
💡クラッチを正しく使うことで、ネジ山の破損や締めすぎによる割れを防げます!
🛠 ドリルモードとクラッチの関係
ドリルドライバーには「ネジ締め」と「穴あけ」の2モードがあります。
穴あけのときは、クラッチ機能をOFF(最強)にして使用するのが基本です。
クラッチOFF状態は、ダイヤルの中に**「ドリルマーク(または”DRILL”と表記)」**がある位置。
ここに合わせると、回転に制限がかからず、しっかり穴あけができます。
✅ クラッチがある=初心者に優しい証
実は、インパクトドライバーにはクラッチが付いていない機種がほとんどです。
そのため、ネジの締めすぎを防ぎたい初心者には、クラッチ付きのドリルドライバーがとても安心・安全な選択肢になります。
📌 まとめ
- クラッチは「ネジ締めの力加減を調整する機能」
- 素材やネジの大きさに合わせて設定することで、失敗を防げる
- 穴あけ時はクラッチをOFF(ドリルモード)にする
インパクトドライバーとドリルドライバーの主な違いは以下の通りです。
- 回転力: インパクトドライバーはドリルドライバーよりも強い回転力を持ちます。
- 打撃力: インパクトドライバーは打撃力を持つため、硬い材料にネジを打ち込むことができます。
- クラッチ: ドリルドライバーはクラッチを持ち、ネジの締め付けトルクを調整することができます。インパクトドライバーはクラッチを持たず、高速でネジを締め付けます。
- 用途: インパクトドライバーは硬い材料にネジを打ち込む際に使用されます。ドリルドライバーは比較的柔らかい材料にネジを締める際に使用されます。
インパクトドライバーとドリルドライバーを比較すると、インパクトドライバーはより強力で高速ですが、ドリルドライバーはより繊細な作業に向いています。どちらの工具を使用するかは、作業内容によって異なります。
🔄 インパクトとドリルの“チャック”の違いとは?
電動工具を選ぶとき、つい見落としがちなのが「チャック」と呼ばれる部分です。これは先端工具(ビットやドリル刃)を固定する大事なパーツ。実はこのチャックの構造が、使えるビットの種類や作業の快適さに大きく関わってくるんです。
✅ インパクトドライバーのチャック
インパクトドライバーには、六角軸(6.35mm)のビット専用の「クイックチャック式」が搭載されています。
このチャックは、ビットの抜き差しがワンタッチで行えるのが特徴。先端のスリーブ(筒状の部分)を引っ張って差し込むだけで、カチッとロックされる仕組みです。
🔧 メリット:
- 工具を使わず片手でビット交換が可能。作業中のタイムロスを大幅に減らせます。
- 特にネジ締め作業を繰り返す現場作業では、このスピード感が重宝されます。
🔧 注意点:
- クイックチャックは六角軸専用なので、丸軸のドリル刃や砥石ビットなどはそのまま使えません。
- それらを使うには、**専用の変換アダプター(チャックアダプター)**が必要になります。
✅ ドリルドライバーのチャック
一方のドリルドライバーは、**3本の爪(ジョー)でビットを締める“キーレスチャック”**が主流です。
チャック部分を手で回して締めたり緩めたりすることで、丸軸・六角軸どちらのビットにも対応できるという柔軟性が魅力です。
🔧 メリット:
- 六角軸に加え、円筒形のビット(丸軸)も使えるので、穴あけ用のドリルビット、砥石ビット、サンディング用のアタッチメントなど多用途に対応。
- 打撃がない分、木材への穴あけや繊細な作業にも向いています。
🔧 注意点:
- ビットの着脱には両手が必要なので、作業スピードはインパクトに比べてやや遅め。
- チャックの締め付けが緩いと、ビットが空回りすることもあるため、しっかり締め込むのがコツです。
用途に合わせてチャックを選ぼう!
項目 | インパクトドライバー | ドリルドライバー |
---|---|---|
チャック方式 | クイックチャック(六角軸専用) | キーレスチャック(多様な軸対応) |
対応ビット | 六角軸のみ(要アダプターで丸軸可) | 六角軸・丸軸どちらもOK |
ビット交換 | 片手で簡単・スピーディ | 両手で回して締める |
向いている作業 | ネジ締め特化、連続作業 | 穴あけ、細かい作業 |
用途や使いたいビットの種類に応じて、自分に合ったチャックタイプを選ぶのが失敗しないコツです。

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💡 まとめ
ネジ締めメインなら「インパクト+スピード」
穴あけや幅広いDIYなら「ドリルドライバー+汎用性」
どちらも一長一短なので、用途に応じて選ぶのがポイントです!
2. DIY初心者が失敗しないインパクト・ドリルドライバー選び方ガイド
✅あなたのDIY目的別チェックリスト
- まずは家具の組み立てや小物から始めたい →ドリルドライバーがベスト!
- ウッドデッキや物置、ガッツリ木工がしたい →インパクトドライバーが活躍!
- 締めネジ+穴あけの両方をやりたい →ドリルドライバーが1台目におすすめ
✅的に将来両方望むかも?
実は、多くのDIYユーザーは「最初はドリルドライバーで、次にインパクトを買う」の流れが定番です。1台で足りない場合は、徐々に増やしていきましょう。
3. よくある初心者の悩み&解決アドバイス
Q. インパクトドライバーは穴あけもできますか?
A.基本的にインパクトはネジ打ち専用。
Q. ドリルドライバーでもデッキウッドを使えますか?
A. 小規模なら可能です。ちなみに、太くて長いビスを多用する場合はインパクトのパワーが欲しいところです。
Q. 一歩気になる…初心者に静かな機種はありますか?
A. ドリルドライバーの方が静音性が高いです。マンションなどで夜間作業するならドリルドライバーが安心です。
4. 【番外編】両方の「いいとこ取り」モデルもある?
最近は「インパクトドライバー+ドリル機能」を1台にまとめたマルチツール型も登場しています。
5. まとめ
🎯初心者の結論
- 初心者なら**「ドリルドライバー」からスタート**!
- パワー重視&重作業ならインパクトも検討
- 次に「自分のDIYスタイル」を考えて選んでみよう
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