DIY初心者がまず揃えたい基本の工具5選

DIY基礎知識

DIYを始めたばかりの方にとって、最初に揃えるべき工具は非常に大切です。必要な工具をしっかり選んでおけば、作業がスムーズに進み、より安全で効率的にDIYを楽しむことができます。この記事では、DIY初心者におすすめの「基本の工具5選」を紹介します。どれも使用頻度が高く、長く使えるアイテムばかりです。

  1. 1. プラス・マイナスドライバーセット
    1. どんな場面で活躍する?
    2. 選び方のポイント
    3. メンテナンスと保管のコツ
    4. おすすめモデル
  2. 2.スケール(メジャー)
    1. DIYで「正確さ=安全」
    2. 機能比較
    3. おすすめモデル
  3. 3. モンキーレンチ vs スパナ・メガネレンチ ― 初心者におすすめなのは?
    1. モンキーレンチを選ぶ際の3つのポイント
      1. ① 全長300mm前後を選ぼう
      2. ② 下アゴの裏に“目盛り”付きのタイプが便利
      3. ③ バックラッシュ(ガタつき)は0.5mm以下を
    2. おすすめモデル
  4. 4. 便利な4種を覚えよう – プライヤーは“何本あっても困らない”工具
      1. ■ ニッパー:配線や針金の“切断専用”
      2. ■ ペンチ:つかむ・曲げる・ねじる万能タイプ
      3. ■ ラジオペンチ:狭い場所での作業に最適
      4. ■ ウォーターポンププライヤー:太パイプやナットをガッチリ回す
    1. 電気作業は絶縁仕様で安全第一
    2. おすすめモデル
  5. 5. ノコギリ(木工用)
    1. 折りたたみ式を推す3つの理由 ― 初心者にも扱いやすい“安心仕様”
      1. ■ 1. 刃が内側に収納できて安全・安心
      2. ■ 2. 収納時コンパクトで持ち運びラクラク
      3. ■ 3. 替刃の交換が簡単にできる
    2. 刃の目の粗さで用途を分ける
    3. おすすめモデル
  6. 6. 失敗しない!工具選び 5 つのコツ — “買って後悔しない”ための具体策
    1. ① よく使う作業をイメージする ― “使い道が見える”とムダ買いゼロ
    2. ② 手に合うグリップ形状を試す ― 同じトルクでも疲労度が雲泥の差
    3. ③ 信頼できるブランドを選ぶ ― “切れ味・精度・耐久性”の目安
    4. ④ レビューは“低評価→高評価”の順で読む ― 欠点が自分の用途に刺さるか確認
    5. ⑤ レンタル/シェアサービスを活用 ― 高額ツールは“試乗”してから買う
      1. ワンポイント:ホームセンター併設“DIY工房”をフル活用
  7. まとめ:工具選びを「勘」から「戦略」へ
  8. おすすめツールをまとめた「初心者セット」も紹介中!
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1. プラス・マイナスドライバーセット

どんな場面で活躍する?

ドライバーセットは、DIYをするうえで最も出番の多い工具のひとつです。たとえば、IKEAやニトリなどで購入した家具を組み立てるとき、ほとんどの場合ネジでパーツ同士を固定する必要があります。このとき、プラスドライバーがなければ作業が始まりません。

また、家の中にあるさまざまな家電製品――たとえばテレビのリモコン、掛け時計、懐中電灯など――の電池交換をしようとすると、裏ぶたに小さなネジが使われていることがよくあります。こうした場面ではマイナスドライバーや精密ドライバーが活躍します。

さらに、自転車やバイクのライトの位置調整や交換、スマートフォンのスタンドの設置など、日常のちょっとしたメンテナンスにもドライバーは欠かせません。特にDIYでは、何かを“固定する”あるいは“外す”といった場面が頻繁に登場しますが、そのたびにドライバーが必要になります。

実際、「DIY作業の8割はネジ回しから始まる」と言われるほど、ドライバーの使用頻度は高く、まさに“最初に手にすべき工具”といえるでしょう。

選び方のポイント

チェック項目理由
グリップ形状が丸みを帯びた“ボールグリップ”手のひら全体でトルクをかけやすく、疲労を軽減
軸がクロムバナジウム鋼先端摩耗が少なく、錆びにくい
差替え式でビット数が多い省スペースかつ追加購入コストを抑えられる

メンテナンスと保管のコツ

  1. 先端を黒染め処理しているモデルでも、水気を拭き取ってから収納。
  2. ビット根元に軽く 防錆オイル を塗ると寿命が延びる。
  3. 使わないときは ネオジム磁石 の近くに置かない(着磁してネジを呼び寄せ、狭所で外しにくくなることがある)。

おすすめモデル

ベッセル(VESSEL) ボールグリップ差替ドライバーセット 220W-3

  • 握りやすさとトルク伝達のバランスが秀逸
  • プラス#2/#1、マイナス6mm/5mmビットが付属
ベッセル(VESSEL) ボールグリップ
差替ドライバーセット 220W-3

2.スケール(メジャー)

DIYで「正確さ=安全」

DIYでは「大体このくらいかな?」という感覚で作業を進めると、思わぬトラブルを招くことがあります。たとえば棚を作るとき、側板と棚板の長さがほんの数ミリ違っているだけで、うまくはまらなかったり、ネジ穴の位置がずれてガタついたりしてしまいます。

実際、寸法のズレが±3mmを超えると、構造物の安定性に影響を及ぼすと言われています。これは「人の目ではほとんど気づかない誤差」であっても、実際にパーツを組み合わせると明確なズレとして現れ、やり直しや補修の手間が発生します。

しかも、合わない部品を無理やり押し込もうとした結果、木材が割れてしまったり、手をケガしたりするリスクもあります。たったひとつの“測り間違い”が、安全面にも大きく影響するというわけです。

だからこそ、スケール(メジャー)を使った「正確な計測」は、DIYの仕上がりと安全性を左右する非常に重要な工程です。作業をスムーズに、そして安心して進めるためには、信頼できるスケールを使って、1mm単位でしっかり寸法を取る習慣を身につけましょう。

機能比較

機能便利さ説明
ロックボタン★★★刃を固定して両手で墨付け可能
バンパー★★☆落下衝撃を吸収し、爪曲がりを防止
マグネット爪★★☆鋼材や脚立天板にくっつけて一人測定

おすすめモデル

Komelon コンベックス マグジャケット 5.5 m / 19 mm幅

  • ダブルロック機構で“ピタ止め”
  • 全長5.5 mは 2×4材(6フィート=約183 cm)をゆとり測定 できる定番サイズ
Komelon コメロン
コンベックス マグジャケット 19
テープ幅19mm 5.5M KMC-31RM

3. モンキーレンチ vs スパナ・メガネレンチ ― 初心者におすすめなのは?

DIYでボルトやナットを締めたり緩めたりするとき、まず思い浮かぶのが「スパナ」「メガネレンチ」「モンキーレンチ」といった工具です。それぞれに特徴がありますが、**初心者にまずおすすめしたいのは“モンキーレンチ”**です。

「スパナ」や「メガネレンチ」は、対象のナットサイズにぴったり合う“固定サイズ”の工具。かかりがしっかりしていて、力を逃さずスムーズに回すことができるため、プロの現場でも信頼される道具です。ただし、サイズごとに何本もそろえる必要があり、最初の段階ではコストも収納スペースもかかります。

一方、「モンキーレンチ」は開口幅を自由に調整できる“可変式”のレンチ。これ1本で複数サイズのナットやボルトに対応できるため、DIY初心者にとって非常に便利で経済的です。
特に「まだ工具をそろえ始めたばかり」「どんな作業をするかまだ定まっていない」という段階では、まずモンキー1本から始め、必要に応じてスパナやメガネを追加していくのが賢いやり方です。

モンキーレンチを選ぶ際の3つのポイント

① 全長300mm前後を選ぼう

DIY用のモンキーでおすすめのサイズは全長300mm前後。このくらいの長さがあると、ボルトをしっかりつかんだ状態で**“テコの原理”を効かせて少ない力で締めたり緩めたり**できます。
200mm以下の小さなモンキーもありますが、トルク(回す力)がかけにくく、初心者には少し扱いづらい印象です。

② 下アゴの裏に“目盛り”付きのタイプが便利

最近のモンキーレンチには、可動する下アゴの裏側に**「開口幅が何mmか」ひと目でわかる目盛り**が付いているモデルがあります。
これがあると、どのサイズのナットに対応しているかをすぐに把握できて便利。複数のナットを扱う場面や、何mmサイズか見当をつけたいときにも重宝します。

③ バックラッシュ(ガタつき)は0.5mm以下を

安価なモンキーレンチにありがちな“バックラッシュ”(アゴのガタつき)が大きいと、締め付け時にレンチがズレてナットをなめてしまう(角をつぶしてしまう)リスクがあります。
**良質なモンキーはこのガタが0.5mm以下に抑えられており、ガッチリと安定した力をかけることができます。**購入前にはアゴを動かしてみて、ブレが少ないものを選ぶと安心です。

特徴詳細
サイズ300mm(大きめで力を入れやすい)
調整機能ボルトやナットに合わせて簡単にサイズ調整可能
使い道車や家具の組み立て、配管作業など多用途に活躍

おすすめモデル

高儀 M&M モンキーレンチ 300 mm M-300

  • 開口幅0~34 mm
  • 目盛り付きで建築金物(M8〜M16ボルト)にも対応
高儀(Takagi) M&M モンキーレンチ
300mm M-300
【ボルト・ナットの締め付けに】
【目盛り付】【調整可能】
水道 水栓 作業工具 車載工具 DIY スパナ

4. 便利な4種を覚えよう – プライヤーは“何本あっても困らない”工具

一口に「プライヤー」といっても、その種類はさまざま。用途ごとに形状や構造が異なり、それぞれに得意分野があります。ここでは、初心者が知っておくと便利な4種類のプライヤーを紹介します。

■ ニッパー:配線や針金の“切断専用”

ニッパーは、電線や針金、タイラップなどの細い素材を切ることに特化した工具です。刃の形状がシャープで、軽い力でもスパッと切れるため、電気工事や模型制作などの細かい作業で活躍します。
ただし、“つかむ”ことはできないため、あくまで切断専用。無理にねじったり押しつぶしたりすると刃が欠けるので注意しましょう。

■ ペンチ:つかむ・曲げる・ねじる万能タイプ

いわば**「オールラウンダー」なプライヤー**がペンチです。金属線を曲げたり、パーツをしっかりつかんだり、押しつぶしたりと多用途に対応。軽作業から日常のちょっとした補修まで幅広く使えます。
先端は平たくなっており、広い面でしっかり物を保持できるため、DIY初心者が最初に持っておくべき工具のひとつです。

■ ラジオペンチ:狭い場所での作業に最適

ラジオペンチは、細く長い先端が特徴で、狭い場所に手を入れたいときに重宝します。配線の取り回しや基板まわりの作業、小物部品のつまみ・折り曲げなどに最適です。
また、先端が滑りにくいギザギザ構造になっているため、指ではつかみにくい部品もしっかり保持できます。

■ ウォーターポンププライヤー:太パイプやナットをガッチリ回す

水道まわりや車の整備で活躍するのが、ウォーターポンププライヤーです。アゴの開き幅が段階的に調整でき、大きな径のパイプや蛇口ナットをしっかりつかんで回すことが可能
滑り止めのギザ歯とてこの構造により、女性でも力を入れやすく、固着した部品を外す際などにも活躍します。
ラジエーターキャップやオイルフィルターの交換などでも使われる、実はDIYと相性のいいツールです。

電気作業は絶縁仕様で安全第一

電気配線に関わる作業を行う場合、工具に絶縁機能があるかどうかは命に関わる大切なポイントです。特に、電線を切る・つなぐ・つかむといった作業でプライヤーを使うときは、1000Vまでの耐電圧テストに合格した“VDE認証”付きの絶縁工具を選ぶことを強くおすすめします。
VDE認証とは、ドイツの「電気技術者協会(Verband der Elektrotechnik)」による規格で、世界的に信頼性の高い安全基準として知られています。

また、刃や関節部分(ジョイント)が錆びると絶縁性能が低下する恐れがあります。錆びた金属は通電性が高まり、触れた際に電流が流れてしまう危険性も。
定期的に 防錆スプレーや潤滑オイルを塗布し、作業後はホコリを拭き取ってから保管するなど、日頃のメンテナンスも安全につながります。

特徴詳細
セット内容ペンチ、ニッパー、ラジオペンチなど4点セット
絶縁タイプ電気作業に安全性を提供
使い道針金切断、細かい作業、電気作業など広範囲に対応

おすすめモデル

Amazonベーシック プライヤー4点セット

  • グリップが肉厚で指が痛くなりにくい
  • コスパを重視したスターターキットに最適
Amazonベーシック ペンチセット
プライヤーセット
4点セットシ ブラック そして シルバー

5. ノコギリ(木工用)

折りたたみ式を推す3つの理由 ― 初心者にも扱いやすい“安心仕様”

木工用ノコギリといえば、まっすぐ切れることはもちろん大事ですが、実際に使い始めてみると「収納しづらい」「刃がむき出しで怖い」「どこにでも持ち歩きづらい」といった“取り回しの悩み”が浮かび上がってきます。そんな悩みを解決してくれるのが、折りたたみ式のノコギリです。

■ 1. 刃が内側に収納できて安全・安心

通常のノコギリは刃がむき出しのままのため、工具箱の中で他の工具と接触して 刃こぼれや刃先の摩耗を起こすことがあります。さらに、うっかり手を触れてケガをしてしまう危険もゼロではありません。
その点、折りたたみ式なら刃がハンドルの中にしっかり収納されるため、持ち運び時にも安心。お子さんがいる家庭でも扱いやすい安全設計です。

■ 2. 収納時コンパクトで持ち運びラクラク

折りたたむと 全長が約半分になるので、工具箱や引き出し、リュックの中にもスッと収まります。
キャンプや庭作業、ベランダDIYなど、屋外に道具を持ち出すシーンでもかさばらず、邪魔になりません。特に自転車やバイク移動で道具を運ぶ方には、折りたたみ式の軽快さは大きなメリットです。

■ 3. 替刃の交換が簡単にできる

通常のノコギリは、刃の交換に専用工具が必要だったり、取り付けに少しコツがいったりするものもありますが、折りたたみ式の多くは**“ヒンジ部分のネジ1本”を緩めるだけで刃の交換が可能**。
これなら、切れ味が落ちてきたと感じたときにサッと替刃に切り替えられるため、いつでも快適な作業をキープできます。
また、メーカーによっては替刃のみの販売もあり、本体を長く使い続けられる“エコ&経済的”な選択肢としても魅力です。


「初めてのノコギリ選びに迷っている」「工具はできるだけ安全なものにしたい」という方には、まず折りたたみ式の木工ノコギリを選んでおけば間違いなし。機能性と扱いやすさを兼ね備えた、DIY初心者の強い味方です。

刃の目の粗さで用途を分ける

TPI(1インチあたりの目数)カット向き
7~9荒切り角材粗取り、薪割り前
10~14標準2×4材、棚板など
15~18仕上げ合板の化粧面、曲線切り

おすすめモデル

新潟精機 剣匠 折込万能鋸 210 mm

  • ピッチ13 TPIで“標準+やや仕上げ寄り”の万能タイプ
  • 切り口が驚くほどピカピカでヤスリ掛け短縮

新潟精機(Niigataseiki) 剣匠
日本製 折込万能鋸 210mm

6. 失敗しない!工具選び 5 つのコツ — “買って後悔しない”ための具体策

DIY を始めるとき、最初にぶつかる壁が「どの工具を選べばいいのか」。価格も種類もバラバラで、何を基準に選んだらいいのか迷いますよね。ここでは“買い直し”や“使いづらさ”で後悔しないための5つのチェックポイントを、具体例とともに深掘りします。


① よく使う作業をイメージする ― “使い道が見える”とムダ買いゼロ

  1. 作りたい物を3つ書き出す
    例:壁掛け棚・ベランダ収納・机の高さ調整
  2. それぞれの工程をざっくり分解
    • 棚を作る → 木材カット(ノコギリ)+ 位置決め(スケール)+ 固定(ドライバー)
    • 配線を直す → 被覆剥ぎ(ニッパー)+ 圧着(プライヤー)
  3. 共通して必要な工具だけを優先購入
    こうしてリスト化すると、実際に“高頻度で握る工具”が明確になり、使わない工具を衝動買いするリスクが激減します。

② 手に合うグリップ形状を試す ― 同じトルクでも疲労度が雲泥の差

  • ボールグリップ…手のひら全体でトルクをかけるドライバー向き
  • オーバルグリップ…角が少なく長時間でもマメができにくい(ニッパー・プライヤー系)
  • 樹脂+ラバー複合…夏は滑りにくく冬は冷たくなりにくい

Tips:ホームセンター試握(ためにぎ)必須
10 分も握っていると「これは滑る」「幅が広過ぎて指が疲れる」といった差がはっきり分かります。ネットで買う場合も、型番だけ控えて実店舗で握ってみるのが鉄則です。


③ 信頼できるブランドを選ぶ ― “切れ味・精度・耐久性”の目安

用途国産ブランド海外ブランド(参考)
ハンドドライバーベッセル / タジマWiha / PBスイス
プライヤーフジ矢 / マルト長谷川クニペックス
測定工具シンワ / タジマスタンレー / ミルウォーキー

“ノーブランドの格安品”と迷ったら、「ハンドルを握った時の剛性感」と「刃先の仕上げ」を比較してみてください。ケガ防止と長期コスパの点で、ブランド品は結果的に安上がりになるケースがほとんどです。


④ レビューは“低評価→高評価”の順で読む ― 欠点が自分の用途に刺さるか確認

  1. ★1〜★2 のレビューを先にチェック
    -「グリップが太すぎて女性の手には合わない」
    -「ネジがすぐ舐めた」など
  2. 欠点が自分の作業スタイルと重ならないかを判断
    例:握力が強い人なら“グリップ太め”はむしろ利点。
  3. 最後に高評価を読んで“決定打”を探す
    欠点を把握したうえでメリットを見れば、選択にブレがなくなります。

⑤ レンタル/シェアサービスを活用 ― 高額ツールは“試乗”してから買う

  • ホームセンター工具レンタル
    • カインズ工房:電動ドリル 330 円/1 H、集じん機付き丸ノコ 550 円/1 H
    • コーナン ラボラトリー:工具レンタル+工作室利用で材料カットも可能
  • オンライン宅配レンタル(例:Rentio)
    • 電動インパクトやレーザー墨出し器を1週間単位で試せる

**“買う前に実際の重さ・音・振動を体感する”**ことで、「思ったより音が大きい」「重くて片手で支えられない」といった失敗を防げます。


ワンポイント:ホームセンター併設“DIY工房”をフル活用

近年、カインズやDCM、コーナンなど大手ホームセンターでは工作室+工具貸出サービスを展開しています。

  • 大型スライド丸ノコや溶接機まで完備
  • スタッフが使い方をレクチャーしてくれるので初心者でも安心
  • 材料をその場でカット・加工でき、持ち帰りもラク

初期費用ゼロで“ほぼプロ並み”の環境が手に入るため、最初はここで工具と作業の流れを体験→気に入った道具を自宅用に購入、というステップを踏むとムダがありません。
カインズ工房


まとめ:工具選びを「勘」から「戦略」へ

DIYを始めるとき、工具の選び方ひとつで作業の快適さも安全性も大きく変わってきます。だからこそ、なんとなく手に取った道具ではなく、“使う理由のある工具”を選ぶことが重要です。

まずは、「どんな作業をしたいのか?」という目的を明確にしましょう。棚を作るのか、配線を直すのか、それとも家具のリメイクか。作業を具体的にイメージすることで、必要な工具が自然と絞り込まれていきます。これにより、ムダな出費や“買ったけど使わなかった”という失敗を避けることができます。

次に意識したいのが、「使い心地」と「信頼できるメーカー」。手にしっくり馴染むグリップや、丈夫で長く使える素材は、毎回の作業を快適にしてくれます。また、信頼性の高いブランドを選べば、結果として買い替え頻度も減り、長い目で見ればコストパフォーマンスも高くなります。

さらに、ネットで工具を選ぶ際は、高評価だけでなく“低評価レビュー”にも目を通すことが大切です。欠点を知ることで、自分の用途に合うかどうかがより正確に判断できます。そして迷ったときは、レンタルやホームセンターのDIY工房などで実際に試してみるのがおすすめ。試用によって、「音の大きさ」「重さ」「グリップ感」といったカタログでは分からない部分までしっかり確認できます。

これらのポイントを押さえておけば、工具選びは「なんとなく」から「戦略的」な買い物へと変わります。結果として、DIYはより安全に、より快適に、そして経済的に楽しめるようになります。

“最初の1本”を慎重に選ぶことが、あなたのDIYライフをぐっと豊かにする第一歩です。


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