バイク整備・カスタムでは「ゴムハンマー」がめちゃくちゃ使える理由

バイクカスタム

バイク整備やカスタムにハマってくると、なにかと必要になるのが「ゴムハンマー」。
正直、最初は「こんなの何に使うの?」って思ってました。でも実際に使ってみると、もう手放せない一本に。

■ ゴムハンマーってどんな工具?

ゴムハンマーはその名の通り、打撃部分がゴム素材でできているハンマーです。
特徴は、「叩いても部品を傷つけにくい」「振動が伝わりにくい」「意外と力強い」この3つ。

アルミや樹脂パーツなど、繊細な部分でも安心してガンガン使えるのが最大のメリット。


■ 実際どんな場面で使う?

僕がバイクをいじっていて、特に出番が多いのはこんなシーンです:

・ホイールやアクスルシャフトの脱着

固着しているとき、直接金属ハンマーで叩くのはリスク高すぎ。
でもゴムハンマーなら、優しく叩いてもちゃんと力が伝わる。
しかも傷をつけずに済むのが超ありがたい。

・マフラーの仮組み

ステーの穴位置が微妙に合わない…そんなときに「コンコン」と位置を調整するのにも最適。
押し込む力が足りない場面でも、ゴムハンマーでちょい足しできる。

・カウルやタンクの装着

キツめに設計されたパーツでも、ゴムハンマーなら安心して押し込める。
力加減が難しい場面でも「叩く」という動作で調整できるのが便利。

・フロントフォークの調整(特に旧車)

古いバイクでフロントフォークの突き出し量(長さ)を調整するときにも、
ゴムハンマーはめちゃくちゃ役立ちます。
ステムに通したフォークを適正位置まで微調整したい時、
直接手で押しても動かないことが多いですが、
ゴムハンマーで“やさしく”叩けば、スッと動いてくれることもあります。

・固着したボルトやナットを回すとき

レンチをかけてもびくともしない固着ボルト、ありますよね。
そんな時、レンチの柄をゴムハンマーで「コン」と叩いてやると、
トルクが加わって一気に回ることがあります。
金属ハンマーだと工具を傷める可能性もあるけど、ゴムなら安心。

・クランクケースやスプロケットの固着を外すとき

エンジンのクランクケースカバーがガッチリ張り付いていてビクともしない…。
フロントスプロケットが錆で固まって外れない…。
こんなときも、ゴムハンマーで“適度に”叩くと、振動でスッと外れることがあります。
ヘラやドライバーでこじる前に、まずはゴムハンマーで叩いてみるのがコツ。

■ 一家に一本、というかガレージに一本!

正直、ゴムハンマーを買ってから整備の幅が広がったし、無理な力をかけてパーツを傷めることも減りました。
特にDIYで整備やカスタムを始めたばかりの人には、ぜひ持っていてほしい一本です。


■ まとめ:叩いて直す、その前に「ゴムハンマー」

「叩いて直す」というとワイルドだけど、実際は繊細な調整のためのアイテム。
バイク整備では、“優しく叩く”という選択肢がとても重要。
そんなとき、ゴムハンマーはマジで頼れる相棒です。

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