【初心者向け】プライヤーって何?種類と使い方、選び方のポイントまで解説!

工具

「プライヤーって何に使うの?」「ペンチと何が違うの?」 そんな疑問を持っているDIY初心者さんに向けて、この記事ではプライヤーの基本知識から、種類、選び方、使い方のコツまでやさしく解説します。


■ プライヤーってどんな工具?

プライヤーは、物をつかむ・回す・曲げる・はさむなど、さまざまな作業に使える多機能な工具です。 DIYやバイク・自転車整備、家具の組み立てなど、幅広いシーンで活躍します。

「ペンチと似てるけど何が違うの?」と思うかもしれませんが、 ペンチが“切る・つかむ”がメインなのに対し、プライヤーは“つかむ・回す・固定する”用途に特化しています。


■ プライヤーの主な種類(+初心者向け用途ガイド)

種類特徴主な用途
コンビネーションプライヤー万能型。つかむ・曲げる・回すなど多用途家庭用DIY全般
ロングノーズプライヤー(ラジオペンチ)先が細く、狭い場所での作業に最適電気配線、細かい作業
ベントノーズプライヤー先端が曲がっていて、斜め方向からつかめる狭い角度・入り組んだ場所の作業に便利
ウォーターポンププライヤー大きさ調整可能。大きなナットやパイプの回しに便利水道・配管作業など
ロッキングプライヤー(バイスプライヤー)一度つかむと手を離しても固定される固定作業やガッチリつかみたい時

■ プライヤーとペンチ・ニッパーの違い

プライヤーは、「つかむ」「はさむ」「回す」ための工具で、ペンチやニッパーとは見た目が似ていますが、構造や機能に明確な違いがあります。

工具名主な用途特徴
プライヤーつかむ/回す/固定する支点が動かせるタイプが多く、幅広いサイズに対応できる
ペンチつかむ/切断固定支点で力を集中させる構造。切断用刃付きが多い
ニッパー切断専用電線・金属線の切断に特化した構造。つかみ作業には不向き

🔧 支点が動く=つかめる幅が広い!

ペンチやニッパーは、あらかじめ決まった開き幅の中で使う工具です。 対象物のサイズに合わせて選ぶ必要があり、大きすぎる部材はそもそもつかめないことがあります。

それに対してプライヤーは、支点の位置を変えることで、開き幅を調整できるのが大きな強み。 たとえば配管の太いパイプや、自転車の厚めの金具など、ペンチでは無理でもプライヤーならしっかり対応できるという利点があります。


■ なぜプライヤーの支点は“動く”ようになっているの?

一部のプライヤー(特にウォーターポンププライヤーなど)は、支点(刃の根元あたり)がスライドして動く構造になっています。

これは「つかめる幅を調整するため」の工夫で、

  • 細いワイヤーから大きなナットまで対応可能
  • 対象物に合わせて開きを変えられる
  • 道具をたくさん持ち歩かなくて済む

というメリットがあります。

特にウォーターポンププライヤーでは、ギザギザの穴を利用して支点の位置を変えることで、 大きなパイプも薄い板もこの1本で対応できるようになっています。

これは「てこの原理」を効率よく活かした、非常に合理的な構造です。


■ プライヤーの基本的な使い方

  1. しっかり持ちやすい位置で握る
  2. 対象物を挟んで、軽く力を加える
  3. つかんだまま回す・引っ張るなど作業する

👉 無理な力を入れすぎると工具も対象物も傷つくので、ほどよい力加減を意識しましょう!


■ プライヤーの基本的な役割と機能一覧

機能説明
つかむ・はさむナットや小物部品、針金などをしっかり固定する
回すナットやパイプを手で締めたり緩めたりする
曲げる針金や金属板などを手で調整するときに使用
引っ張る固いピンや釘、部品を引き出すときに便利
支える(保持)他の工具で作業するときのサポートに使えることも
切断(※一部モデルのみ)細い金属線やコードを切るカッター部付きモデルも存在

■ やってはいけない!間違った使い方リスト

NG行動なぜダメ?
ハンマー代わりに叩く工具が破損したり、ケガの原因になります
電気作業に絶縁なしのプライヤーを使用感電の危険あり!必ず絶縁対応品を使いましょう
規格外の太いボルトを無理につかむプライヤーが破損したり、対象物を傷つける可能性あり
カッター部で太い針金やネジを切ろうとする刃こぼれやケガにつながる危険あり
使った後に汚れたまま放置サビや動きの悪化の原因に。使用後は軽く拭く習慣を!

■ まとめ:プライヤーはDIYの万能サポーター!

初心者でも使いやすく、さまざまな場面で役立つプライヤー。 まずは1本、使いやすいサイズのコンビネーションプライヤーから揃えてみましょう。

慣れてきたら、作業内容に応じてベントノーズやウォーターポンプタイプなども追加していくと、より幅広いDIY作業に対応できます。

正しく選んで、正しく使えば、プライヤーはあなたのDIYライフの頼れる相棒になるはずです!

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