【初心者向け】電動ドリルが止まる・空回りする原因とすぐできる対処法

DIY基礎知識

せっかくDIYに挑戦しようと思ったのに、電動ドリルが突然止まったり、空回りしてネジが入らなかったり…。そんなトラブルに直面して、「もう壊れたの?」と不安になったことはありませんか?
特にDIY初心者の方にとって、電動工具のトラブルは焦りやすいもの。でもご安心ください。原因がわかれば、自分でカンタンに対処できるケースがほとんどです。
この記事では、電動ドリルが止まる・空回りする主な原因と、すぐにできる対処法をわかりやすく解説します。初めてでも落ち着いて対応できるよう、チェックリスト付きで丁寧にご紹介します!

突然のトラブル!電動ドリルが止まる・空回りする時にやるべきこと

まずは焦らず電源を切ろう

作業中にドリルが止まったり空回りしたりすると、焦ってそのまま力任せに動かそうとしてしまいがち。でも、まずは一旦電源をオフにすることが基本です。電動工具はモーターを使っているため、無理に動かすと故障や事故につながる可能性もあります。

ポイント:異常を感じたら「電源OFF」→「状態確認」の順番で行動!

症状別に原因を見極めるのが大事

「止まる」「空回りする」など、一見似ているようでも症状によって原因や対処法は異なります。まずは、どんな風におかしくなったのかを冷静に確認しましょう。


よくある原因① ドリルビットの空回り(ネジが入らない)

ドリルの先端がクルクル空回りするだけで、ネジが入っていかない。この症状は、多くの初心者が最初に経験するトラブルの一つです。

ビットがしっかり固定されていない

ドリルビット(先端のパーツ)が緩んでいると、回転力がうまく伝わらず、空回りします。ビットを取り付けたチャック(固定部分)がしっかり締められているか確認しましょう。

ドリルビットとネジのサイズが合っていない

小さすぎるビットを使うと、ネジにしっかり噛まず、空回りの原因になります。逆に大きすぎても滑ることがあるので、「ピッタリのサイズ」が重要です。

ネジ穴がなめている(潰れている)

すでにネジ穴が潰れている場合、どんなに正しいビットでも空回りしてしまいます。


よくある原因② ドリルが止まってしまう(動かない・回らない)

ドリルのトリガーを引いてもモーターが反応しない、または一瞬回って止まってしまう場合の原因は、主に以下のようなものです。

症状考えられる原因チェックポイント
電源は入るが動かないバッテリー切れ、接触不良満充電か?装着が甘くないか?
途中で止まる過負荷・トルク不足トルク設定を確認
ウンともスンとも言わないモーター故障、スイッチ不良音すらしない場合は修理要検討

バッテリー切れ・充電不良

コードレスの電動ドリルではよくある原因です。一見バッテリーが入っているようでも、充電が甘かったり、接触が不十分だったりすることがあります。

トルク設定が弱すぎる

トルク(締め付ける力)が弱いと、ドリルがネジに負けて空回りや停止を起こします。手元のダイヤルで調整できますので、適度なトルクに設定しましょう。

安全機能(過負荷保護)が作動している

高負荷がかかると、自動でモーターを止める「保護機能」が働く機種もあります。しばらく置いてから再起動することで復旧する場合があります。

モーターの不具合や故障の可能性

音もせず、完全に反応がない場合は内部の断線やスイッチ部品の故障が疑われます。この場合、自分での修理は難しいためメーカー対応がベターです。


トラブル別・すぐできる対処法まとめ

以下に、初心者でもすぐできる「対処法」を一覧でまとめました👇

トラブル内容対処法
ビットが空回りチャックを締め直す/ビットサイズを見直す
ネジが入らないネジ穴を確認/ネジを交換する
回転しないバッテリーを充電し直す/接点を拭く
力が弱くて止まるトルクを上げる/ギアを「低速高トルク」にする
完全に反応しないモーター故障の可能性→修理・買い替え検討

それでも直らない時は?買い替え・修理の判断ポイント

「色々試してもダメだった…」という場合、次の3点をチェックしてみましょう。

判断材料になる「チェックポイント」

  • 購入から5年以上経っている(バッテリー寿命の可能性大)
  • モーターが焦げ臭い、異音がする(内部劣化)
  • 修理費用が5,000円以上かかると診断された

このような場合は、無理に使い続けるよりも買い替えの方が安全で経済的です。

初心者におすすめの買い替え候補モデル

製品名特徴価格帯(目安)
マキタ DF033DSHX軽量・女性にも扱いやすい約13,000円〜
HiKOKI FDS12DALトルク調整が細かくできる約11,000円〜
アイリスオーヤマ JCD28コスパ重視&家庭用に最適約6,000円〜

まとめ|原因を知れば焦らず対処できる!

電動ドリルが止まったり空回りしたりすると、誰でも焦ってしまうものです。でも、原因さえわかれば、意外と簡単に自分で直せるトラブルが多いことがわかっていただけたのではないでしょうか。

初心者の方も、ぜひ今回紹介した対処法やチェックリストを活用して、落ち着いて対応してみてください。道具とうまく付き合って、DIYをもっと楽しく安全に!

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