ノギスとは?基本構造と測れること

保管ケース付 電池カバー外れない
カーボンファイバー 液晶画面大文字表示
ゼロセット機能 内径/外径/深さ/段差測定用多機能のぎす
オートパワーオフ コンパクトで保管や持ち運び便利
使いやすい予備電池付 日本語取扱説明書付
ノギスで測れる3つのサイズ
ノギスは、長さ・直径・深さなどを高精度で測定できる工具です。見た目は定規に似ていますが、より細かい測定が可能です。具体的には以下の3つの測定ができます。
測定項目 | 内容 | 例 |
---|---|---|
外径 | 外側のサイズを測る | ボルトやパイプの太さ |
内径 | 内側のサイズを測る | 穴の直径、パイプの内径 |
深さ | 深さを測る | 穴の奥行き、ケースの深さ |
構造の名前と役割
ノギスの構造と各部の役割
本尺(スケール)
全体のベースになる定規部分で、主にミリ単位の整数を読み取る役割を果たします。
バーニア目盛(副尺)
ミリ以下の精密な値を読み取るための目盛。アナログノギスに搭載されており、本尺との“ズレ”を使って0.05mm単位まで測れるようになっています。
外側測定ジョウ(外ジョウ)
物体の外径を測定する際に使用。ボルトやパイプなど、外側をしっかり挟んで測ることで、正確なサイズがわかります。
内側測定ジョウ(内ジョウ)
穴の内径やくぼみのサイズを測定する部分。対象物の内側に差し込み、両端を軽く押し広げることで内径を測定します。
デプスバー(深さゲージ)
細くてスライド式の棒状部品。穴やくぼみの奥行きを測るために使用し、ドリルの深さ確認などに便利です。
デプスバー(深さゲージ)について:穴や溝の奥行き測定に便利!
デプスバーは、ノギスの末端からスライドして伸びる細い金属棒で、穴の深さやくぼみの奥行きを測定するための部品です。
一般的な定規では測りにくい場所にも対応できるのが、このデプスバーの強み。
たとえば、
- ドリルで開けた穴の深さを確認する
- パーツがきちんと奥まで収まっているかを確認する
- ボルト穴のねじ山の位置を測る
などの用途で活躍します。
使い方はシンプルで、測定対象の穴にバーを垂直に差し込み、本体の底部を穴のフチにしっかりと当てた状態で目盛を読み取ります。本体をまっすぐに保ち、バーが斜めにならないよう注意することで、正確な深さ測定ができます。
ノギスの使い方をやさしく解説
外径の測り方
- 測定対象の外側にノギスの外側ジョウを軽くあてる
- 本尺の「0」に合わせ、副尺で細かく調整
- 目盛を読み取る(アナログなら本尺+副尺、デジタルなら表示)
コツ: しっかりと対象物にフィットさせ、斜めにならないよう注意。
内径の測り方
- 内側測定ジョウを穴の内側に挿入
- 少し開いて内壁にフィットさせる
- 目盛を読み取る(デジタルの場合は自動表示)
注意点: ジョウを広げすぎると、正確な値にならない場合があります。
深さの測り方
- デプスバーを測定対象に垂直に立てて挿入
- 本体を底部にあてて、バーを伸ばして測る
- ゆっくり引き上げて数値を読み取る
アナログとデジタルの違いと読み方のコツ
種類 | 特徴 | 初心者におすすめ? |
---|---|---|
アナログノギス | バーニア目盛で読み取る/電池不要/安価 | △ 読み慣れが必要 |
デジタルノギス | 数値を液晶表示/読み取りが簡単/電池が必要 | ◎ 誰でも使いやすい |
アナログの読み方のポイント:
- 本尺で整数を読み、副尺の線が一致する位置を小数として加算します。
例:本尺で「25mm」、副尺で「0.6mm」→合計25.6mm。

炭素鋼測定ノギス
収納ケースと雑巾付き
最大計測150mmキャリパー
高精度カーボンスチールノギス
NGS-150KS
ノギスの使用シーンと活用例
DIYでの活用(穴径確認・部品チェック)
- ドリル穴が正確か確認したいとき
- 木材にネジ穴を空けたあと、ネジ径と合っているか確認
- ホームセンターで買ったボルトとナットのサイズ確認
バイク・車整備での使用場面
- シムの厚みやブレーキパッドの残量を測定
- キャブレター部品やピストンリングの径を測定
- ベアリングやカラーの外径/内径チェック
家具・日用品など意外な使いみち
- カメラレンズやパーツの精密測定
- DIY家具で穴やネジの精度チェック
- 眼鏡の部品サイズ確認
ノギスの種類と選び方
アナログノギスのメリット・デメリット
メリット:
- 電池不要
- 見た目がかっこいい(機械感)
- 安価で購入しやすい
デメリット:
- 読み取りに慣れが必要
- 光の反射などで見づらいこともある
デジタルノギスのメリット・デメリット
メリット:
- 数値がすぐ読める
- 精密さが求められる作業に強い
- 単位切替(mm↔inch)が可能なモデルも
デメリット:
- 電池切れのリスク
- 精密な電子部品なので衝撃に注意
初心者におすすめのノギス3選(価格帯別)
商品名 | タイプ | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|---|
シンワ測定(Shinwa Sokutei) デジタルノギス カーボンファイバー大文字 150mm 19990 | デジタル | 読みやすい・日本製 | 約3,000円〜 |
SK11(エスケー11) 測定具 ノギス | アナログ | コスパ良し・見た目も◎ | 約1,500円〜 |
ミツトヨ 530シリーズ M型標準ノギス | 高精度 | プロも使う精密測定機 | 約5,000円〜 |
ノギスを使いこなすためのコツと注意点
誤差を減らす持ち方・目線
- 対象物に対して直角に当てる
- 上から真っ直ぐ目線で読む(パララックスエラー防止)
- ゆるすぎず、強すぎずの力加減がベスト
定期的なメンテナンスと保管方法
- 使用後は乾いた布で拭き、ケースに保管
- 水気・ホコリ・衝撃を避ける
- デジタルタイプは電池の液漏れにも注意
測定ミスを防ぐチェックポイント
- 測定箇所が清潔か確認(ゴミ・油汚れ)
- ノギス本体のジョウがゆるんでいないか確認
- 副尺が0に正しく合っているか、最初に確認する習慣を
まとめ|ノギスを使って、DIYや整備の精度を高めよう!
ノギスは、一見ハードルが高く感じる工具ですが、仕組みと使い方さえ理解すれば、とても頼れる相棒になります。
穴の径やパーツの厚み、深さまで正確に測れるため、DIYの仕上がりが一段階レベルアップすること間違いなし。
デジタルなら「測る→見る」だけでOKなので、初心者でもすぐに使いこなせます。
用途や予算に合わせて、自分にぴったりの一本をぜひ見つけてみてください。
「ノギスがあるから、自信を持ってDIYできる」
そんな体験を、あなたにも。
✅ この記事の情報まとめ(チェックリスト形式)
✅ ノギスは外径・内径・深さが測れる精密工具
✅ アナログ・デジタルの2タイプあり
✅ 読み方・測定のコツを押さえると精度が上がる
✅ DIY・バイク整備・日用品チェックにも使える
✅ 初心者はデジタルノギスから始めるのがおすすめ