ある週末、思い立って車のオイル交換&オイルフィルター交換に挑戦しました。
作業前にはYouTubeで予習し、手順も頭に入れたつもり。やる気は十分。
でも、その日の僕は…
**“工具と段取りが足りていなかった”**んです。
まずは下調べと買い出しから。準備は万端…のはずだった
車種を確認して、オイルフィルターの品番を特定。
オートバックスで純正対応のフィルターとオイルを購入。
「よし、あとは交換するだけ!」と気合い十分。
…と思っていました。
ジャッキアップは慎重に。“ウマ”も使って安全第一
ガレージで作業開始。
車をガレージジャッキで持ち上げて、左右に“ウマ(リジットラック)”をセット。
「下に潜るなら絶対にウマを使え」って何度も言われてたので、ここは抜かりなく。
初めて使うときはちょっとドキドキしましたが、ウマがあると安心感がまるで違う。
地面に潜ってオイルパンを見上げながら「これ、ちゃんとやれてるな…」と少し誇らしくなった瞬間でした。

折りたたみ式 高さ調節可能
最低位275mm/最高位365mm
傷防止ゴムラバー付 【A06I】
ドレンボルトは外れた!…けど、ワッシャー買い忘れてた
ドレンボルトを緩めて、オイルは順調に抜けました。
しかしここで問題発生。
「あれ?ドレンワッシャーって…買ってないぞ?」
そう、オイル交換ではドレンボルトのパッキン(ドレンワッシャー)も一緒に交換するのが基本。
再利用するとオイル漏れのリスクもあると分かっていながら…完全に忘れていました。
仕方なく“液状ガスケット”で応急処置
「さすがにこのまま戻すのは不安だな…」
そこで思いついたのが、工具箱にあった液状ガスケット。
ドレンボルトのネジ部に薄く塗って締め直すという、“苦肉の策”でなんとか乗り切りました。
正直、このあたりから「今日はなんか流れが悪いな」と思い始めてました(笑)。
いよいよフィルター交換へ…しかし回らない!
そして次のステップ、「オイルフィルター交換」。
これが本日のクライマックスでした。
手で回そうとしても全然動かない。
ゴム手袋でもダメ。モンキーレンチではサイズが合わない。
焦ってスマホで調べて出てきた答えが——
「オイルフィルタープライヤーが必要です」
…はい、持ってませんでした。
とりあえず・・・ 買いましたよねwww

バイク オイル交換 工具 55-115mm
結局:オイルだけ交換、フィルターはまた今度…
新品のフィルターを買っていたにもかかわらず、外す道具がなくて交換できず。
仕方なく、古いフィルターはそのままにして、新しいオイルだけ入れて終了。
作業を終えたガレージには、
・使われなかったフィルター
・液状ガスケットでごまかされたドレンボルト
・地味にオイルが染みた軍手
…が静かに転がっていました。
今日の教訓:「DIYは“気合い”だけでは成功しない」
やる気があっても、道具が足りなければ結果は出ない。
段取りをひとつでも飛ばすと、後で確実に“詰む”。
そんなDIYのリアルを、身をもって学びました。
次回こそは
・オイルフィルタープライヤー
・ドレンワッシャー
・(あわよくば)トルクレンチも準備して、今度こそフィルターも交換してやります。
いやほんと、「専用工具って大事だな」と心から思いました…。
【次回こそ失敗しない!】オイル交換に必要なアイテムと選び方・・・と自分に言い聞かせますw
今回の失敗を踏まえて、次回こそはスムーズに交換を終えたい!
そんな自分と同じような初心者さんに向けて、実際に必要だと感じたアイテムとその選び方をまとめておきます。
1. オイルフィルタープライヤーの種類と選び方
オイルフィルターを外すには、専用工具が必須。以下のタイプがあります:
【1】チェーンタイプ(万能型)
チェーンをフィルターに巻きつけて回すタイプ。
フィルターのサイズに関係なく使えるが、少し使い方にコツが必要。

直径26~130mm対応
オイルフィルターレンチ パイプ配管連結
TW-150 燕三条 日本製
【2】カップ型(車種専用)
フィルターにピッタリ合うサイズのカップをかぶせてラチェットで回す。
純正感があり作業しやすいが、車種に合ったサイズが必要。

3FW-64 差込角9.5mm(3/8″) φ64
【3】プライヤー型(初心者向け)
フィルターをがっしり掴んで回せるタイプ。グリップ力が高く、初心者にもおすすめ。
手が汚れやすいが、安定感と操作性は抜群。
僕は次回、「プライヤー型」を選ぶ予定です。可変式でサイズ調整できるものが便利!

バイク オイル交換 工具 55-115mm
2. ドレンワッシャーはケチらず準備しよう!
ドレンワッシャー(ドレンパッキン)は、たかが100円以下の部品。
でも、これをケチったり忘れたりすると、オイル漏れの原因になることも。
【チェックポイント】
- ワッシャーの**材質(銅・アルミ・樹脂)**を確認(車種によって推奨材質あり)
- サイズはM12・M14など、ドレンボルト径に合ったものを
- 純正部品番号で買うと安心
自分の車のワッシャーサイズ、次からメモして財布に入れておきます…
3. 液状ガスケットは「応急処置」。でも正しく使えば心強い!
今回のようにドレンワッシャーを忘れたとき、液状ガスケットは便利です。
でも、正しい使い方を知らないと逆にトラブルのもとにもなります。
【液状ガスケットの正しい使い方】
- 薄く均一に塗る(厚塗り厳禁)
- 乾燥時間を守る(速乾性か硬化型かを確認)
- ネジ山には必要以上に塗らない
自分は今回「とりあえず」で使ったけど、次回はちゃんと説明書読みます…反省。
おまけ:初心者におすすめ!オイル交換スタートセット
全部揃えるのは面倒…という人向けに、ネットでも手に入る初心者向けオイル交換キットもおすすめです。
【セットに含まれていると嬉しいもの】
- オイルジョッキ
- 廃油処理箱
- オイルフィルタープライヤー(プライヤー型 or カップ型)
- 軍手・ゴム手袋
- ドレンワッシャー数枚
まとめ:失敗は成功の“工具”
今回の失敗は悔しかったけど、次につながる“気づき”と“道具”を得たと思えば安いもんです。
「あの時の液状ガスケット、意外と役立ったな」
「ウマを使ってなかったらヤバかったかも」
「プライヤーは絶対持っておくべきだった」
こんなふうに、経験を積みながら工具箱が育っていくのが、DIYの醍醐味かもしれません。