実はめちゃ使える!金ノコで金属もサクッと切れるようになるコツ全部教えます

初心者DIY

「金ノコなんて、大して使えないでしょ?」
そう思っていた頃の自分に、タイムマシンで戻れるなら教えてあげたい。

——「いや、ちゃんと使えば…めっちゃ切れるよ?」

金ノコ(ハンドソー)って、正直パッと見は頼りないんですよね。細いフレームに細い刃。いかにも“昔の道具”って感じで、「今どき電動ノコがあるのに、わざわざこれ使う?」と。

実際、僕もDIYを始めたばかりの頃はそう思っていました。工具箱の隅に転がっていた100均の金ノコを手にして、試しにボルトを切ろうとしたんです。結果は——惨敗。
力任せにゴリゴリ押し付けても全然進まないし、刃はグニャッと曲がるし、指先は痛いし…。あの時の虚無感は今でも覚えています。

でも、ある日バイクのステーを自作しようとして、仕方なく再挑戦することになりました。どうしても必要だったから。
そのときネットで「金ノコの正しい使い方」を調べて、ちょっとしたコツを意識してみたんです。

すると驚きました。
「……え、めっちゃ切れるやん」

それまで汗だくで格闘していた金属パイプが、リズミカルに“スッ、スッ”と進む。切り口も思った以上にきれい。たったそれだけのことで、金ノコに対する評価が180度ひっくり返った瞬間でした。

この記事では、そんな僕自身の「金ノコ再評価体験」をもとに、

  • 金ノコで実際に切れるもの・切れないもの
  • 正しい切り方と力加減のコツ
  • 初心者がやりがちな失敗例とその対処法
  • 刃の選び方や交換のポイント

を、実体験を交えてお伝えします。
最後には「電動工具との使い分け」や「粗大ごみ削減にも役立つ裏技」まで紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。


  1. 金ノコで切れるもの、切れないもの
    1. 「木材やプラスチックも切れる?」素材別の注意点
    2. 金ノコが苦手なもの
  2. いざ実践!金ノコの正しい使い方
    1. 押す?引く?意外と知らない「切る方向」
    2. 力加減は「スーッと引いて、スーッと押す」
    3. 曲がる・引っかかる原因と対処法
    4. 実践の流れ(初心者向け)
  3. 切れないのは道具のせい?よくある勘違い
    1. 刃の向きが逆?
    2. 張りが甘いと、切れ味が激減する
    3. フレームのゆがみも意外と盲点
    4. 固定不足はすべてを台無しにする
  4. 刃の交換と選び方のコツ
    1. ピンと張るのがコツ!交換手順
    2. 刃の種類と「TPI(刃の密度)」について
    3. 素材に合わせた選び方
    4. 刃を長持ちさせるコツ
  5. 実際にやらかした失敗談と学び
    1. 張りすぎて刃が「ピンッ!」と外れた話
    2. TPIを間違えて地獄を見た話
    3. 固定不足で材料が暴れた話
    4. 結局、失敗は「準備不足」から生まれる
  6. 金ノコは“工夫次第で武器になる”という話(リライト版)
    1. 電源がなくても動く、静かに切れる
    2. 「自分で切ってる感」がクセになる
    3. 粗大ごみ削減の“裏ワザ道具”にもなる
    4. 工夫しだいで“万能ツール”に化ける
    5. おススメ金ノコ
  7. え~い! 面倒くさい! スパッと切れないものか? という方は・・
    1. グラインダーの魅力
    2. ただし…注意点もある
    3. 予算と用途で選ぶグラインダー
  8. まとめ
    1. 金ノコを“武器”にする5つのポイント
    2. 金ノコの“再評価ポイント”
    3. 次にDIYで金属を切るときは…
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金ノコで切れるもの、切れないもの

「金ノコって、何が切れるの?」——最初に疑問に思うのはここだと思います。
見た目は華奢だし、鉄パイプやボルトなんて無理そうに見えますよね。

実際のところ、金ノコが得意とするのは 金属系の素材全般
アルミ・鉄・ステンレスなど、硬さの違いはあっても「切る」こと自体は可能です。特にDIYでよく出番があるのはこんな素材👇

  • アルミや鉄のパイプ
     DIYで棚やラックを作るときによく登場する材料。電動工具がなくても、金ノコさえあれば長さを調整できます。僕はバイクの荷台ステーを自作したときに、アルミパイプをスパッと切って長さを合わせました。
  • ステンレス製のボルトやナット
     「長すぎるボルトを短くしたい」ときに便利。ペンチで無理やり折ろうとして失敗したことがありますが、金ノコで落ち着いて切れば、意外とあっさりいけます。
  • L字ステーや薄めの金属プレート
     家具補強や工作に欠かせないステーも、金ノコなら真っ直ぐに切断可能。切断面は少しバリが出るので、ヤスリで仕上げるときれいになります。

「木材やプラスチックも切れる?」素材別の注意点

実は金ノコ、金属だけでなく 木材やプラスチックにも使えます。ただし万能ではなく、「時間がかかる」or「割れやすい」といった注意点があるんです。

  • 木材
     一応切れます。でも、時間がかかりすぎる…。
     僕は試しに2×4材を金ノコで切ったことがありますが、汗だくになる割に進まない。正直、木材は手ノコ(木工用のノコギリ)を使ったほうが断然早いです。
  • プラスチック板(アクリル・塩ビなど)
     切れますが「力加減」が重要。強く押すと「パキッ」と割れてしまいます。特に塩ビ管は焦らずゆっくり切るのがコツ。専用のパイプソーがあればもっと楽ですが、金ノコでも十分対応できます。
  • 硬化プラスチックや厚手の樹脂
     これも可能。ただし刃の目が細かいTPI(24以上)を選ばないと、刃が引っかかって欠けたりします。

金ノコが苦手なもの

  • 厚すぎる金属(10mm以上の鉄板など)
     不可能ではないけど、DIYレベルだと現実的じゃない。僕は一度、厚手の鉄フラットバーを切ろうとして挫折しました…。こういう時は素直にディスクグラインダーの出番です。
  • 硬化ガラスやセラミック
     これは金ノコでは切れません。ガラスカッターやダイヤモンド工具が必要です。

まとめると、金ノコは 「金属系に特化した万能選手」 と考えるとしっくりきます。
木材やプラスチックも切れないことはないけれど、「本職」ではない。
むしろ金属パイプやボルトを「手で切れる」ことこそが、金ノコの真骨頂なんです。

いざ実践!金ノコの正しい使い方

金ノコを手にしたとき、一番最初に迷うのが「どう動かすのが正解なの?」というポイント。
僕自身、最初は「とりあえずゴリゴリ動かせば切れるでしょ」と思って失敗しました。刃は曲がるし、全然切れない。
でも、ここを理解するだけで劇的に変わります。


押す?引く?意外と知らない「切る方向」

実は金ノコの刃は 「押すときに切れる」 ように設計されています。
つまり、正しい切断方向は 「押して切る」 なんです。

最初の頃、僕は完全に逆をやっていました。力いっぱい「引く」動作ばかりで、「スカスカして進まないな…」と悩んでたんです。
よく見たら刃のギザギザが前に向いていて、押したときにだけ金属に食い込む構造。これを理解してからは、切断スピードが一気に倍増しました。

刃をセットするときも、この「向き」を間違えないことが大切。ギザギザが“前向き”になるように装着してください。


力加減は「スーッと引いて、スーッと押す」

次のポイントは「力の入れ方」。
多くの初心者がやりがちなのが、力任せにギュイーン!と押し付けることです。

実際は、刃の重さ+腕の重さぐらいの自然な力で十分。
「スーーッ、スーーッ」と、リズミカルに滑らせるイメージで動かすと、刃がスムーズに金属を削っていきます。

僕も最初は力を込めすぎて、刃をパイプに食い込ませて動かなくなった経験があります。そこから学んだのは「力で切るんじゃなく、刃の切れ味で切る」という感覚。

リズムに乗って動かすと、音まで変わります。
力任せの「ギコギコ」から、滑らかな「スーッ、スーッ」へ。これができると、切断がグッと快適になります。


曲がる・引っかかる原因と対処法

「切ってる途中で刃が曲がる」「急に引っかかる」——これも初心者あるあるです。原因はだいたい以下のどれか👇

  • 刃が緩んでいる
  • 刃の向きが逆
  • フレームがたわんでいる
  • 切る材料が動いている(固定不足)

僕も実際、ガタついたアルミパイプを切ろうとして、刃が踊って斜めに進んでしまったことがあります。
解決策はシンプルで、材料をしっかり固定すること。万力やクランプでガチッと抑えると、切断精度が一気に上がります。


実践の流れ(初心者向け)

  1. 材料を万力やクランプでしっかり固定する
  2. 刃の向きを確認(前向きになっているか)
  3. フレームを限界まで張ってガタつきをなくす
  4. 「押すときに切る」を意識してリズムよく前後に動かす
  5. 切り終わりは慎重に。最後のひと押しで材料が飛ぶことがあるので注意

こうしてみると、金ノコって「シンプルな道具」だけど、ちょっとしたコツの積み重ねで使い勝手が全然変わるんですよね。

切れないのは道具のせい?よくある勘違い

「やっぱり金ノコって切れないな…」と思ったとき、つい道具のせいにしがちです。
でも実は、**多くの原因は“使い方”や“準備不足”**にあります。僕自身も最初は「100均の安物だから仕方ないか」と思い込んでいましたが、実際は自分のミスでした。


刃の向きが逆?

金ノコの刃には“切れる方向”があります。
正しくは ギザギザが前向き(押す方向)になるように装着しなければいけません。

僕は最初これを逆に付けて、「全然切れねえ!」と叫んだ経験があります。冷静に確認すると、ギザギザが手前向きに…。これじゃ「引く」方向でしか食い込まないので効率は最悪。
向きを直した瞬間、「え、こんなに違うの?」ってくらい切れるようになりました。


張りが甘いと、切れ味が激減する

もうひとつよくあるのが 刃の張り不足
フレームをしっかり締めてピンと張らないと、刃がブレてガタつきます。その結果、切断面が曲がったり、途中で刃が外れたり。

コツは「ギュッと限界まで張ること」。
フレームから“キュッ”と金属音がするくらいまで締めて大丈夫です。張りが強ければ強いほど、直線が安定して切れます。


フレームのゆがみも意外と盲点

特に100均や安価な金ノコに多いのが、フレームの剛性不足
僕も一度、百均で買ったフレームを使ったら、切るたびに左右にしなってしまい、結果として刃が斜めに進んで大失敗しました。

「切れない=刃が悪い」と思って替刃を何度も変えたんですが、原因はフレームの弱さだったんです。
これ以来、少なくとも金属製のしっかりしたフレームを選ぶようにしています。


固定不足はすべてを台無しにする

「材料がガタガタ動く」状態で切ろうとすると、どんなにいい刃を使っても真っ直ぐには切れません。
僕は手で押さえながら切ろうとして、パイプがズルっと滑って指を切ったことがあります…。

これを防ぐには、万力やクランプで固定するのが鉄則。
道具より先に、まず「切る対象をしっかり押さえること」が大前提です。


結論:
「金ノコが切れない」のは、だいたい以下のどれか。

  • 刃の向きが逆
  • 張りが甘い
  • フレームが弱い
  • 材料が動いている

これをクリアすれば、「切れない」は「めっちゃ切れる!」に変わります。

刃の交換と選び方のコツ

金ノコを長く使っていくうえで避けて通れないのが 「刃の交換」
「なんか切れ味が悪いな…」と思ったとき、原因はたいてい刃の摩耗です。新品の刃に替えるだけで、驚くほど快適に切れるようになります。

僕も昔は「まだ切れるからいいか」と粘っていたんですが、時間ばかりかかって余計に疲れるし、刃が暴れてケガのリスクも高くなります。
刃はケチらず、定期的に交換するのが正解です。


ピンと張るのがコツ!交換手順

金ノコの刃は、両端のピンに引っ掛けて固定する仕組み。交換自体はシンプルですが、**「向き」と「張り」**がポイントになります。

  1. フレームのネジをゆるめる
  2. 古い刃を外す(ケガ防止のため軍手推奨)
  3. 新しい刃をセット(ギザギザは前向きに!)
  4. ネジを締めて限界までピンと張る

注意点は「素手で触らないこと」。新品の刃は予想以上に鋭く、軽く触れただけで指がスッと切れます。僕は一度、替刃を持ち上げただけで流血した経験があるので要注意です。


刃の種類と「TPI(刃の密度)」について

金ノコの替刃を選ぶときに重要なのが 「TPI(Teeth Per Inch)」=1インチあたりの刃の数 です。
この数字によって切れる素材や仕上がりが大きく変わります。

  • TPI 18前後:太めのパイプやボルト向き。切断スピード重視。
  • TPI 24前後:ステンレスの薄板やステーなどに最適。バランス型でDIYならこれが一番使いやすい。
  • TPI 32前後:超薄板や細かい加工用。仕上がりはきれいだが時間はかかる。

僕は普段 TPI24 を常用しています。スピードと精度のバランスが良く、アルミパイプからステーまで幅広く対応できるからです。


素材に合わせた選び方

  • ステンレスや硬い鉄 → TPI数多め(24〜32)で食い込みを細かくする
  • アルミや銅など柔らかい金属 → TPI少なめ(18〜24)でスピード優先
  • プラスチックや塩ビ管 → 目が細かい刃を選ばないと、割れやすい

刃を長持ちさせるコツ

  • 無理な力をかけない(押し付けすぎると摩耗が早い)
  • 切る対象を動かさず、ガタつきを防ぐ
  • 作業後は刃を軽く拭いてサビ防止

僕はDIY後にサビ止めスプレーを軽く吹いて保管しています。これだけでも替刃の寿命が全然違うんです。

実際にやらかした失敗談と学び

どんなに注意していても、最初のうちは必ずと言っていいほど失敗します。
僕自身、金ノコに慣れるまでに何度も痛い目を見ました…。でもその失敗から学んだことが、いまの「ちゃんと切れる金ノコライフ」につながっています。


張りすぎて刃が「ピンッ!」と外れた話

ある日、調子に乗って厚めの鉄棒を切ろうとしたときのこと。
「刃はピンと張るのがコツ」と聞いていた僕は、限界以上にフレームを締め上げていました。
結果——作業中に「ピンッ!」と刃が外れ、勢いで指をサクッと切ってしまったんです。流れる血を見ながら、「ナメたらあかん…」と心の底から思いました。

このとき学んだのは、「張るのは大事。でもやりすぎも危険」ということ。
フレームがたわむ直前くらいがベストで、それ以上締め上げるのは事故の元です。


TPIを間違えて地獄を見た話

別の日、ステンレスの太めのボルトを「TPI32(超細かい目)」の刃で切ろうとしました。
理屈では細かい刃=仕上がりがきれい、と思って選んだんですが…実際は全然進まない。
汗だくで20分以上ギコギコしても、わずかに切り込みが入るだけ。途中で嫌気がさして、結局ディスクグラインダーに持ち替えました(笑)。

学んだのは、「TPIは万能じゃない」ということ。
厚い金属は目が粗い刃(18〜24TPI)じゃないと効率が悪すぎます。用途に合った刃選びはほんとに大事。


固定不足で材料が暴れた話

あるときアルミパイプを手で押さえながら切ろうとしたら、途中でズルッと滑ってパイプが暴れました。
その瞬間、刃がガクッと曲がって折れてしまい、しかも指先を軽く切るオマケ付き。
この経験以来、「材料は必ず万力かクランプで固定」が鉄則になりました。


結局、失敗は「準備不足」から生まれる

振り返ってみると、どの失敗も原因はシンプルでした。

  • 張りすぎ・緩めすぎ
  • TPIの選定ミス
  • 材料固定をサボった

つまり、切る前の準備をちゃんとするかどうか
これさえ意識すれば、金ノコの失敗はかなり減らせます。

金ノコは“工夫次第で武器になる”という話(リライト版)

「電動工具があるのに、わざわざ金ノコなんて使う意味あるの?」
正直、僕も最初はそう思っていました。

でも実際にDIYを続けていくと、金ノコの存在価値がじわじわ分かってきます。


電源がなくても動く、静かに切れる

例えば屋外での作業。
庭でステーを切ったり、ガレージでちょっとしたパイプを加工したいとき、電源やバッテリーがない状況って意外とあります。そんなときでも、金ノコなら いつでもどこでも切れる

しかも音が静か。
ディスクグラインダーみたいに「ギャーン!」と響かないし、火花も飛ばない。夜の作業でもご近所を気にせずに済むし、アパートやマンションのDIYでも重宝します。


「自分で切ってる感」がクセになる

もうひとつの魅力は、なんといっても “切ってる実感”
電動工具だとスパッと一瞬で終わってしまう作業も、金ノコなら自分の手のリズムで「スーッ、スーッ」と進んでいく。
ちょっと大げさかもしれませんが、工作を「楽しんでる感覚」が倍増するんです。

僕はアルミパイプを金ノコで切っていたとき、汗をかきながらも「おお、自分の力で切ったぞ!」って妙な達成感を覚えました。DIY初心者にとって、この手応えってけっこう大事だったりします。


粗大ごみ削減の“裏ワザ道具”にもなる

実用的な面でも金ノコは優秀です。
例えば壊れた物干し竿や古いラック。以前は粗大ごみに出していたんですが、金ノコで30cm以下に切ってしまえば「金属ゴミ」として処分できるようになりました。

粗大ごみは予約や手数料が必要だけど、普通の金属ゴミなら週に一度の回収でサクッと処分可能。
これに気づいてから、わざわざ粗大ごみを申し込む回数が減って、時間もお金も節約できました。


工夫しだいで“万能ツール”に化ける

もちろん金ノコは電動工具のスピードには敵いません。
でも「電動が使えない状況」「ちょっとだけ切りたいとき」「静かに作業したいとき」には、これ以上頼りになる道具はないと感じています。

僕の工具箱には、いまや 金ノコ本体+TPI違いの替刃を3種類 常備。
ちょっとした金属加工から粗大ごみ解体まで、万能に使える“武器”として欠かせない存在になっています。

おススメ金ノコ

高儀さんのシャークソー! 折りたためるし、使い勝手良し!
高儀(Takagi) シャークソー 替刃式 折込鋸 金工用 210mm 日本製 【粗大ごみ解体のこぎり】【アルミ管・銅管・鉛管などに】

私はこれ使ってます! よく切れるし、こちらもおススメ!
SK11 アルミダイカスト製金切鋸 MCS-I

え~い! 面倒くさい! スパッと切れないものか? という方は・・

ここまで「金ノコの正しい使い方」や「コツ」を伝えてきましたが——正直なところ、こう思う人も多いはずです。

「いやいや、もっと早く、ラクに切れないの?」

その気持ち、めっちゃ分かります。僕自身、汗だくになって金属パイプをギコギコしていたときに、心の中で何度もつぶやきました。

そんなときに登場するのが ディスクグラインダー
電動の力で、金属も一瞬で「ジジジジッ!」と切断してしまうパワーツールです。


グラインダーの魅力

  • スピードが圧倒的
     金ノコなら数分かかる鉄パイプも、数十秒でスパッと完了。
  • 厚みのある金属にも対応
     10mm超の鉄板や太いボルトなど、金ノコでは現実的に難しいものも余裕。
  • 研磨やサビ落としにも使える
     切断だけじゃなく、砥石を変えれば削る・磨く・バリ取りまで可能。

つまり「切るだけじゃ物足りない」という人には、一気に作業効率を上げてくれる相棒になります。


ただし…注意点もある

もちろん万能ではありません。
グラインダーは便利な反面、「火花が飛ぶ」「音が大きい」「取り扱いに注意」 というデメリットもあります。

僕は最初、火花がバチバチ飛ぶのを見て「うわっ!これ危なくない?」とビビった記憶があります。
でも、保護メガネ・手袋・耳栓をきちんと使えば問題なし。
安全対策さえ守れば、むしろDIYの幅が一気に広がる頼れる道具です。


予算と用途で選ぶグラインダー

  • とにかく安心のメーカー品
     HiKOKIやマキタなどの定番メーカー。安全性やパワーが段違い。
     → しっかりDIYを続けたいならこちらがおすすめ。
  • 安く試してみたい人向け
     ノーブランドや廉価モデルでも十分切れます。
     → 「粗大ごみ解体用に1台だけ欲しい」ならこれでOK。

結論:
「金ノコは楽しい。でも速さを求めるならグラインダー」という使い分けが最強です。

僕の作業スタイルは、

  • 普段のちょっとした切断 → 金ノコ
  • 厚い金属や大量カット → グラインダー

と、状況に応じて両刀使い。これが一番ストレスなくDIYを楽しめる方法だと思っています。


おススメグラインダーはこちら! ハイコーキですから安心!
HiKOKI(ハイコーキ) AC100V ディスクグラインダー G10SH7 トイシ径100mm 樹脂ボディ 細径Φ56mm スライドスイッチタイプ G10SH7 【ディスクサンダー

まぁ安くてもいいや・・・という方は、こんなのでも十分使えるっちゃつかえるwww
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まとめ

ここまで読んでいただいた方は、きっと最初に思っていた「金ノコって頼りない道具」という印象が変わってきたはずです。
実際、僕もそうでした。正しいコツを知るまでは「切れない・疲れる・時間がかかる」の三重苦。でも、使い方をちょっと見直しただけで世界が変わりました。


金ノコを“武器”にする5つのポイント

  • 刃は“押して切る”ための向きでセットする
  • 力を入れすぎず、リズミカルに前後へ動かす
  • 素材に応じてTPI(刃の密度)を選ぶ
  • 切る前に材料は必ず固定する
  • 刃の張り具合をきっちり確認する

たったこれだけで、金ノコの切れ味は劇的にアップします。


金ノコの“再評価ポイント”

  • 電動工具がなくても、金属パイプやボルトを切れる
  • 音が静かで火花も出ないから、夜間や室内DIYにも安心
  • 粗大ごみを分解して処分できるので、節約・エコにもつながる
  • 「自分の手で切った」という達成感が味わえる

電動ノコやグラインダーがあればもちろん便利ですが、だからといって金ノコが不要になるわけではありません。むしろ「金ノコだからこそできる作業」がたくさんあります。


次にDIYで金属を切るときは…

工具箱の奥に眠っている金ノコを、もう一度引っ張り出してみてください。
ちょっとした工夫と準備をすれば、あの頼りなさそうなフレームが “頼れる相棒” に変わります。

そして切り終えたあと、きっとこう思うはずです。
「……やっぱり金ノコ、めっちゃ使えるじゃん!」

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